私の幼少期、そして少年期、共に夢があった
幼少期には、自身でも理由が分からなかったが何故か「パン屋」になりたいと口にしていた
特段パンが好きではなく、逆に苦手な方であった...のに
私には、人より群を抜き優れているところは小さい頃から見当たらなかった
負い目も特別ないが、言うなればパッとしない子だった
人付き合いも人前に出ることも、全てにおいて晩熟(おくて)で苦手だった
勉強も運動も“人並”
これぞ!と言う特化型の部分がない分、言い方を変えれば何にしても起用にこなすタイプだったのは間違いない
大きな挫折もなく、希望する進路にもつけて今がある
それなりに苦労もあったし、それこそ並レベルに向き合ってきた
そんな中、人から「褒められる」点が1つだけあった
それは...手先の器用さだった
この要素は遺伝も大きい要素だ
感受性豊かなのも、まだ字も読めない時期から祖父指導のもと書道を嗜んだだろうと思う
特に私は、絵を描くことに楽しさを見出していた
文字を書くより、線画が描く事に至福を感じた
描くことで褒められ、そしてなにより人を喜ばせるのがたまらなかった
描く為に見るという事を学び強く興味を持ち、いつの日からか視覚から物事を吸収するようになった
今の業界に居るのも、こういった理由が大きいのだろう
絵を描くことと、ファッションを学ぶことは、私の中では大差なく等しいものであった
物事を視覚で捉え、イメージ化したものを自身の個性で具現化する、これがまさしく私の今である
絵を描くことは、いつしか生き甲斐になっていった
絵画でも水墨画でも漫画でもなんでも良かった、ただ自分が惹かれたものをインプットし、自分なりの形でそれらを表現し続けた
私は決して成功例ではない
しかし、育んできたもの、今に繋がり活かされている事は紛れもない事実だ
世の子供達に言いたい、なんでもいい、「好きなことを見つけなさい」
そしていつの日か、その好きなことが「得意なこと」に代わり、そして自信になり誇りになるのだから
私が一番共感できる言葉、「好きこそものの上手なれ」
そして大人になった私には、今も尚夢があります
ここであえて口にはしない、けどそこには私は当然のこと、周囲にも笑顔が溢れています
-夢をもとう-
1月も今日で終わり、明日から週末ですね
週末もこのまま晴天を維持し、過ごし易い時間になるといいですね
皆さん一人一人、良い時間をお過ごし下さい
藍-漫画家って...神だと思う説-の人
2020年01月31日
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