夏の風物詩、甲子園が本日終わりましたね
スポーツの魅力、それは賛否あれど勝ち負けがあるところ
切磋琢磨してチームを作り上げて挑む
実力も運もあるであろう、全てを味方にしたものこそ頂点に君臨するのだ
人は、負けを経験してこそ成長する、そういったアスリートの声も聞く
基本、生涯負けない人間など存在する訳がない、その理論が“可能性”としては高い確率を誇るからだ
無敗を貫いた英雄も、いつの日にか“勝って当たり前”と知らぬ内に追い詰められ、そして最後は老いに朽ちていく
鍛錬を積んでベストな状態で臨もうとも、そこに先に触れた運に転げ落ちる事も珍しくない
先日の格闘技イベントでも、絶対王者と言われた堀口選手がまさかの1RでKO負けを喫するとは
誰も予想できなかった、しかしこれが現実なのだ
再戦を熱望し実現もするであろう、しかし一度の負けが消える事はない
逆に、大番狂わせを起こした格下の朝倉選手からすればもう失うものは無い強さ...次回も予想が難しい
しかし、奇跡的に「負けを知らない」人物が存在してしまう今の時代...
海外、ボクシング界の英雄、メイウェザー選手は生涯の現役を無敗で幕を下ろした
世界を揺るがした過去の英雄、私も敬愛する浪花のジョーこと辰吉丈一郎選手は、全盛期は無敵を誇りながらも今も尚、老いゆく自分と戦いながら今もリングにあがる
一部のファン、いや彼を英雄と崇めたファンの多くは、一番輝いていたあの時期に引退してほしかった、そういう声が多い
決断は難しい、そしてそれは最終個人の自由という結論になる
そんな中、同じボクシングという競技で今世界が最も注目する日本人と言えば...「井上尚弥」
第36代日本ライトフライ級王者 第33代OPBF東洋太平洋ライトフライ級王者 元WBC世界ライトフライ級王者 元WBO世界スーパーフライ級王者 現WBA・IBF世界バンタム級統一王者
世界3階級制覇王者
アマチュア時代には、日本ボクシング史上初めて高校生にして7つのタイトルを獲得し、プロ転向後も8戦目での2階級制覇は国内最速記録
プロ戦績18戦18勝(16KO)
プロ転向後、負け知らず、いや圧倒的な勝ち方に世界に名を轟かせる
彼を世界は、「モンスター」と呼ぶ
野球や競馬でいったら、既に名鑑にのるほどの偉人、既に生ける伝説と化している
国民栄誉賞も考えられるであろう
彼もまた、これから先の未来も記録を更新しながら、いずれは無敗のまま引退するのであろうか
私にとって、とても興味深い案件
そう、人間は...「負けを知って強くなる説」があれど、「生涯負けを知らず最強を貫く説」も成り立つという事実
私も、出来ることなら負けを知らずに勝ち続けたい
ただそれで...自分が自分で居られるだろうか
ずっと“敗北”という恐怖に怯え、眠れない日々をおくるのではないだろうか
勝敗、なんにでもつきもの
私は定義が、人生の中でとても大切なものであると思っている
誰も皆、勝つ為に、勝つ事に生きる道を見出すのだから
藍-負けても勝つまで立ち上がればいい-の人