午前中は納品、海沿いに車を走らせる
深い青の中に、今日は海開きした海水浴場には青以上に深い鈍白の霧がかかる
幻想的なようで、何処か恐怖心を煽るような、そんな表現し難い異様な光景に美しさを感じた
商品のリニューアル
製品品番の二重表示が義務化されたとの事で、最速で打合せと作業に入った
その甲斐あって、最短納期でお客様のもとへお届けがかなった
朝一番、冷房でキンキンに冷えた車内は、数時間後に出掛ける際には昔よく行ったネバダの砂漠のようだ
一人蜃気楼、フロントガラスの向こう側に観える海はあながちオアシス
体力が落ちてくる時期
汗と一緒に精気が外に流れ落ちる
自分整え
食事に睡眠、慎重に確実に任務を遂行する兵隊にでもなった気分だ
納品を終え、ついでに帰り道の印刷企業に立ち寄り顔出しに
自社のプリントは、数社用途やコストによって振り分け発注されている
先日、リピートで少し多目の発注を入れた現場でもあるので、盆前の状況を把握するべく向かった
そこは“想像以上”の地獄
工場の室内温度はむせ返る暑さ、猛暑日がこの室内に入り込んだような状態
室内熱中症を過ぎる体感温度
そこで、只管首に巻いたタオルまでぐっしょり、着ている衣類までびっしょり、横目もくれず仕事に没頭する従業員が
少し納期に関しての打ち合わせ、確認と思ったが...これは聞くだけ酷だ、やめておこう
こう考えると、如何に自分の職場、仕事をする環境が恵まれているのか痛感させられる
近くにいたスタッフに軽く声を掛け、このまま帰る旨を伝えあとにする
帰社した数時間後、社長より御詫びのお電話が
「いつもありがとうございます、猛暑日の中本当にお疲れ様です、引続きよろしく」とだけ伝える
特に希望納期等は伝えなかった
いや...伝えられなかった
「現場の温度感を知る」、とても欠かせない大切なこと
依頼する側される側、温度差をなくす努力
今後も惜しまない
全てが当たり前じゃない、感謝からの成り立ち
藍-水分と食物繊維を多めに摂取を心掛ける-の人