男泣き
両超大物の二世
昭和を語るに欠かせない二大巨頭
松田翔太さんの披露宴の記事を何気なしに読んだ
何だろう...何か込上げるものが
それは、決して自分にない、熱い熱いものだった
亡き後も、誇り称えられる父
死して尚、伝説は小さくなるどころか大きくなる一方
初めは、二世タレント同士のハッピー婚だと思っていたし興味もなかった
取りだってどちらかに好意があった訳でもない
むしろ、俳優とモデル...それ以上の知識はない
しかしながら、その両名が「誰の子」なのか、そしてその両父には興味が昔から深く、そして好きだった
一人は、昭和の名横綱 ウルフの異名を持つ一大相撲界、ブームを巻き起こし時の人となった「千代の富士」
亡き祖父が、週末の書道教室を終え、夕食前に食卓につくと必ずそこには相撲が映っていた
祖父は、美空ひばりと千代の富士が大好きだった
そのイメージがとても強い
そしてハリウッドと言う世界を知る名俳優...既に伝説
40歳という早い人生、その爪痕を色濃く残す
モッズスタイルの走り、べスパに三つボタンのJK、カーリーヘアーにハットという井出立ち
低い声に独特の言い回し、私の古着屋時代に熱狂的なファンの友が居た
結婚披露宴の記事に戻ろう
普段父を語ることのなかった青年が、それを口にし大粒の涙を流す
目標ではなく、ただただ敬愛された父の話しか
生前、言われた言葉は「泣くな!笑え」だそうだ
人として、父として...とかく、私も一人の人間としてその数パーセントでも担いたいものだ
そんな人、父だった...と「笑って」言ってもらえるように
そんな生きた証を意識して余生を送る...誓い