先に、震災よりもう直ぐ6年
今週迎える3/11を持ち出し、ネタにするつもりは毛頭ありません
今週土曜は、夜に所属団体での供養演舞がある兼ね合いもあり今日動いた
向かった先は、幼少期からほぼ毎週の様に通った場所
実母の生家のある、楢葉町の竜田と言う田舎街
仕事の引き上げで同じ方面に向かうこともあり、自然と足が向いた
一言で、込上げるものがあった
これはあくまで私個人の見解、その地への思い入れと思い出が深いからと言うもの
車を走らせる...目的地に近くなるほどにひと気が無い
ライフラインも整い、居住者も多くはないにしろ存在すると
昔通った商店、遊びに立ち寄った小学校、近所の魚屋やら知人宅、何処も違った風景だった
時間がそこだけ止まっている感があるのに、そこに生気はなく建物自体が劣化している様が見て取れる
綺麗に平地になった土地も、真逆に今にも崩れ落ちそうで立ち入り禁止の警告で包囲されている家々も
少し甘く見ていた自分が居た...経年で、微量でも活気を感じられるのではないか...
家々を横目に、記憶を探りながら、道に迷いながら...
途中、野球グランドほどはあろうか拾い敷地に、漆黒で威圧まで感じる山積みの袋を目にする
目的地...そこは、先祖の眠る墓標
震災後、ずっと気にかかりながらもそこに立つ事が出来なかった場所
墓標を前に、目を閉じ挨拶をする
そしてここに至るまでの報告もする
決して大きくない墓地、ゆっくり周囲を見渡すと、そこにはやはり長きに渡りひと気を感じられない風景
自分でも解読出来ない心境のままその場を去り帰路へ
やっと挨拶が出来たね、凄く長い間待たせたね
こんな俺でも、この思い出の地に何か出来ることはないだろうか...
また行こう!今度は、希望を握り締めて
藍の人